この記事は、完全初心者が業務効率化を目的にPython学習を始めた1日目の記録です。環境構築から最初のコード実行、そしてつまずきと小さな達成感まで、同じようにこれから始める方の参考になれば幸いです。
はじめに:学習のきっかけ
異動先の現場では、前任者がプログラミングで業務を回していましたが、引き継ぎゼロで属人化。私が入った直後にスクリプトが動かなくなり、大混乱に。これを機に「自分で仕組みを理解して再現できるようにする」と決め、Pythonの独学を開始しました。目的はシステム内データの分析と、再利用可能なアウトプット作成です。
学習環境:Windows+VSCode
最初の作業はPython本体とVSCodeのインストール。初心者には「環境変数」や「拡張機能」といった言葉が呪文のようで、正直怖い……。それでも手順どおりに進め、ひとつずつ設定。道具がそろっただけでも半歩前進を実感できました。
初めてのコード:printで画面に出す
準備が整ったら、いよいよファーストステップ。ファイルを.pyで保存し、次の一行を書きました。
print("Hello World")
実行すると黒い画面にHello World。たったこれだけでも、「自分の指示がPCに伝わった」という感触が得られます。とはいえ、業務効率化の観点では「これで何が楽になるの?」という疑問も同時に湧きました。
最初のつまずき:型(データ型)が分からない
次に挑戦したのは簡単な計算。しかし、文字列と数値の違いでいきなり混乱。たとえば以下を実行すると……
print("5" + "3")
期待は「8」でしたが、結果は53。ここで文字列同士の「+」は連結だと学びました。最初は「なぜ区別が必要?」と戸惑いましたが、これがプログラミングの大前提。
小さな成功:型変換で思いどおりに動いた!
調べると解決策はシンプル。文字列を数値に変換してから計算すればOKでした。
print(int("5") + int("3")) # => 8
思いどおりの結果が出た瞬間、「分からなくても、調べれば進める」という手応えを獲得。小さな例でも、業務効率化までの道筋が少し見えました。
業務効率化への見通し
今は「Hello World」と四則演算まで。でも、この積み重ねがデータ分析やレポート自動化に繋がります。前任者の属人化で起きた混乱を繰り返さないためにも、自分で書けて、誰でも再現できる仕組みを目指します。
同じ初心者に伝えたい学び方のコツ
- 全部理解しようとしない:分からない用語はいったん保留でOK。先に進む。
- 手で打つ:コピペではなく、タイプして実行する体験を積む。
- 「できた」を記録:小さな成功ログが継続の燃料になる。
まとめ:1日目は“できた”を積む日
- Windows+VSCodeで環境構築を完了
- Hello Worldで命令が通る感覚を掴んだ
- 型でつまずき、型変換で解決して達成感
最初から劇的に効率化はできませんが、この小さな成功体験の積み重ねが、確実に次のステップへつながります。もし今、あなたが同じ出発点にいるなら——
難しくても、一緒に頑張ろう。Pythonは着実に進めば、必ず仕事の味方になります。