「毎日、同じ画面で同じ場所をクリックしてる…」
「Excelに数百件、同じ形式の入力を繰り返してる…」
そんな経験、ありませんか?
私も以前、1日かけて手作業でやっていた業務がありました。
でもある日、「PyAutoGUI」というライブラリに出会ってから、
“画面操作の自動化”ができるようになり、作業時間が激減したんです!
この記事では、プログラミング初学者の事務職の方でも使えるPyAutoGUIの活用アイデア3選をご紹介します。
「Python、少し触ったことあるよ」という方なら、すぐに実践できる内容です!
目次
PyAutoGUIとは?
PyAutoGUI(パイオートジーユーアイ)は、Pythonでマウス操作やキーボード入力を自動化できるライブラリです。
- マウスのクリック・移動
- キーボードの自動入力
- 画面上の画像認識とクリック
など、人間が操作しているような動きを再現できます。
使い方アイデア①:Excelへの自動入力
📌 こんなときに便利
「CSVで出力されたデータをExcelフォームに転記する」ような作業。
🛠 使う機能
pyautogui.moveTo(x, y)
pyautogui.click()
pyautogui.write("文字列")
💡 実例コード
import pyautogui
import time
time.sleep(3) # 実行後3秒待機してから動作開始
pyautogui.moveTo(300, 400) # Excelのセルに移動
pyautogui.click()
pyautogui.write("山田 太郎")
pyautogui.press("tab") # 次のセルへ移動
pyautogui.write("12345")
使い方アイデア②:定型業務のルーチン操作
📌 こんなときに便利
システムへ毎朝ログインして同じ手順をこなす作業(起動→ログイン→クリックなど)
🛠 使う機能
pyautogui.hotkey()
(例:Alt+Tabのような操作)pyautogui.locateOnScreen()
(画像認識)
💡 ポイント
画面上のボタン画像を保存しておき、locateOnScreen()
で自動検出・クリックも可能!
button = pyautogui.locateOnScreen('login_button.png')
if button:
pyautogui.click(button)
使い方アイデア③:人が見て確認する作業の自動化
📌 こんなときに便利
「Excelで名前の一致を目で確認 → チェックを入れる」ような作業。
🛠 工夫
pandas
と組み合わせてCSVデータを読み込む- 一致した人だけ画面上でチェックを自動クリック
import pandas as pd
df = pd.read_csv("check_list.csv")
for name in df["名前"]:
# 画面に表示して一致確認 → PyAutoGUIでチェック
# 実際は画像認識やOCRを組み合わせて応用可能
よくある注意点
- 作業中に他の操作をしない(自動操作がズレます)
- 解像度や画面スケールによって動作が変わる
- “pause”や”time.sleep”で十分に待機を入れる
まとめ:マウス操作も自動化できれば「業務効率化の最終兵器」
「Excelマクロじゃ限界…」
「RPAツールは高いし難しそう…」
そんなときこそ、無料で使えるPyAutoGUIが頼りになります!
まずは3秒待機+クリック+入力から始めてみてください。
あなたの業務の中にも「自動化できるルーチン」はきっと見つかります。