「会議の議事録作成が面倒すぎる…」
「録音したけど、結局手で文字起こししている」
そんな悩み、ありませんか?
私自身、以前は毎回の会議後に何時間もかけて音声データを聞きながらやWordで議事録を作成していました。会議内容を聞き直し、まとめ直し、フォーマットを整える…。これが毎回数時間かかり、正直つらかったんです。
しかしある日「Pythonを使えば自動化できるのでは?」と思い立ち、試してみました。結果、議事録作成の時間を約8割削減でき、上司からの修正指示も大幅になくなりました。
なぜ議事録作成を自動化しようと思ったのか
きっかけは、議事録に時間を取られすぎていたことでした。私はPCが得意ではなく、会議の文字起こしにWordの「トランスクリプト機能」を使ってみたこともありましたが、業界との相性が悪いのか精度が低くて誤変換が多く、結局修正に時間がかかっていました。
そこで「もっと精度が高く、効率的な方法はないか?」と調べたところ、Pythonの音声認識ライブラリWhisperと生成AIの要約機能にたどり着いたのです。
Pythonで実装した仕組み
作成したフローはシンプルです。PCが苦手な私でも、数行のコードで動きました。
- 会議を録音して音声ファイルを用意
- PythonのWhisperで文字起こし
- 生成AIで要点を抽出し、議事録形式に整形
- 結果をWordファイル(.docx)に出力
コード自体はシンプルでしたが、仕組みを理解するまで少し時間がかかりました。
使ってみて感じた課題
もちろん最初からうまくいったわけではありません。特に大変だったのは以下の点です:
- 専門用語が誤変換されることがある
- 生成AIに任せすぎると表現が曖昧になる
- フォーマットの調整に少し工夫が必要
ただし、以前のように「ゼロから全文を書き起こす」手間に比べれば大幅な改善です。誤変換も簡単に直せるレベルでした。
導入後の効果
この仕組みを導入してから、議事録作成の時間は従来の2割程度になりました。具体的には、以前は2〜3時間かかっていた作業が、30分程度で完了するようになったのです。
さらに、上司からのフィードバックも大きな変化がありました。以前は「表現を直してほしい」「ここが抜けている」と何度も修正依頼がありましたが、今では修正依頼が大幅に減り、訂正は細かい言い回し程度です。
これは自分にとっても大きな自信につながりました。
PC苦手でも小さく始められる
ここで強調したいのは、私はPCが苦手でもPythonを使って自動化できたということです。
最初から完璧を目指す必要はありません。まずは録音データを文字起こしするところから始めてみてください。それだけでも「議事録作成の負担軽減」を実感できます。
まとめ:議事録作成のストレスから解放された
今回の体験で学んだことは、以下の3点です:
- 議事録は「ゼロから書く」のではなく「自動化でたたきを作る」
- 誤変換やフォーマット修正は人間が仕上げれば十分
- PythonはPCが苦手でも業務効率化の強力な武器になる
議事録に時間を取られている方は、ぜひ一度Pythonによる自動化を試してみてください。
あとがき
Pythonによる議事録自動化は、私にとって「PC苦手でも使える武器」になりました。
もし同じように議事録で悩んでいる方がいれば、まずは一歩踏み出してみてください。