ちょっとシンプルなコードを書いていたら、コメントアウトで30分もハマってしまった話。
三重引用符(トリプルクォーテーション)を巡る混乱と解決までを振り返ります。
発端:三重引用符で文字列を囲んでみた
勉強中にちょっとした演習で、こんなコードを書いていました:
text = '''Hello'''
三重のシングルクォーテーションで囲んだだけの超シンプルな一行。
「ふむ、普通に動くな」と思って、ここまでは問題なし。
事の発端:まとめてコメントアウトしたくなった
次に思いついたのが「このコードごとまとめてコメントアウトしたい」というアイデア。
普段は #
で一行ずつコメントするけれど、ブロック単位で囲って無効化したいときに三重引用符を使うことがありますよね。
「よし、これを丸ごと囲ってしまおう」とやってみたのが運の尽き。ここから30分の格闘が始まります。
混乱の始まり:シングルの三重引用符だと……?
最初に試したのは、同じ「シングル」三重引用符で囲む方法でしたが、Pythonは当然ながら混乱します。入れ子になってしまうとどこで文字列が終わるのか言語が判断できなくなるのです。
私の頭の中も同様に混乱。次のような思考の流れが延々ループしました:
- 「え、コメントアウトされない?」
- 「いや、待てよ……そもそも何をしたかったんだっけ?」
- 「自分、今何と戦っているんだ?」
試行錯誤の30分で髪の毛が3本飛んでいった気分
ここから延々と実験と試行錯誤。いくつか試したことは:
- シングルの三重引用符で囲ってみる
- 別の方法でコメントアウトしようとする
- 「自分は何をしているんだろう?」と自問自答
この三重引用符との戦いで精神的には「30分で髪の毛3本は抜けた気分」。でも諦めずに続けた結果、ついにヒントが見つかります。
救世主登場:ダブルクォーテーションの三重引用符
解決の糸口になったのは、別の囲い方を試すというシンプルな発想でした。シングルの三重引用符ではなく、ダブルの三重引用符で外側を囲ってみると――
"""
text = '''Hello'''
"""
これで期待どおりにコメントアウトされました。
書いた瞬間、頭の中で小さな効果音が鳴り、爽快感が広がりました。
心の実況
当時の心の声を再現すると、だいたいこんな流れでした:
- 「簡単でしょ」→5分経過
- 「なんで動かないんだ?」→10分経過
- 「そもそも何でこんなことしたんだっけ?」→20分経過
- 「あ、ダブルで囲めばいいのか!」→30分経過
最終的には「ダブルクォーテーション、ありがとう……君は僕の救世主だ」と独りごちました。小さな事件でしたが、そのときは真剣そのものでした。
学び:小さなつまずきは次の自信になる
この30分の格闘を振り返って、得たことは意外と大きかったです:
- 三重引用符の入れ子は要注意(シングル vs ダブルを意識)
- 「簡単そう」に見える操作ほど、実際にやってみると細かな落とし穴がある
- 短時間の悩みは、後で同じ場面に遭遇したときの解決力になる
プログラミング初心者の皆さんへ一言:小さなつまずきでも、必ず成長につながります。髪の毛が3本減った気分でも、それは無駄ではありません。
まとめ
今回の「三重引用符 vs コメントアウト」事件は、30分の格闘でダブルクォーテーションに救われました。技術的には小さな話ですが、体験としては濃厚で、学びの詰まった時間でした。
プログラミング学習は、こうした“ちょっとバカバカしくも面白い”瞬間の積み重ねが心地よいですね。次に似たような壁に当たっても、今回のように乗り越えたいです
「小さなつまずきは、次の自信の種。」